切絵 広重・国芳・豊国_東海道五十三對 41_豊國_宮の驛 反魂塚
むかし 藤といふ女有 其夫 奥州の方へ遠征に行て久しく帰らす 妻これを嘆きて終に空しくなる
夫 月を累ねて帰り愁傷し 東岸居士といふ名僧に願ひけれバ 反魂の法を行ひ姻中に姿をあらハしたまふ
その藤女か塚といふ 藤姫の霊