切絵 広重・国芳・豊国_東海道五十三對 03_豊國_神奈川の驛_浦島づか
雄略天皇の御時 丹後国に浦島子といふあり
ある日独小舟に乗りて海上に釣し時 霊龜顕れ
彼の龜に乗り龍の都へ至りぬ 日を送りて家に帰らんと思ひ
此事を神女に告けけれハ 神女別れを恋慕ふといへとも止らず
終に別れとなり かたみに玉匣をもらひて喜び故郷へ帰りしに 数百歳を経て
七とせの孫に逢ひしとかやれ 敵を取殺す 後